【映画】ラストレター(アマプラ)
岩井俊二が監督やって、松たか子福山雅治広瀬すず神木隆之介の神メンツ。
映画館でやってた頃から予告で興味はあったけど手を出さずにいたものをようやく視聴。
序盤の設定がすでに面白いけどちょっとありがちななりすましストーリーだったらだるいかなと思って見てたら、中盤で一気に「え、そう来るの」ってシーンがあってから流れが変わってずっと良かった。
岩井俊二の得意分野なのかもしれんが各出演者の気持ちとか感情とかどうにも整理のつかないものを乱暴には片付けず消化して綺麗な話にするのすごすぎる。
よくある映画だと福山雅治激怒のシーンがあっただろうにそこで激怒させずかつ激怒しない理由も軽く察せられるようにしててしかもそれ以上は説明しないというプロの技。
つらいシーンも感動のシーンもいろんなところで「ほうぅ~~~笑」 みたいな感情になるシーンが多くて個人的にはそこがとても刺さった。
序盤の設定と後半がとにかく神邦画でしかも誰にでもお勧めしやすい全年齢向けの映画。
ついでに言えば広瀬すずが単純に可愛すぎる。広瀬すずじゃなくても名映画になったと思うけど広瀬すずなおかげでほんとうにずっと集中して見られる。
【映画】ドライブ・マイ・カー(アマプラ)
邦画中の邦画って感じでテーマはよくある王道のテーマでシンプルなんだけど、その一貫したテーマに主人公が結論を出すまでの過程をすごく丁寧にかつ面白く描いてるから常に楽しめる。
無駄なシーンも無駄なセリフもないからとても入り込める。
正確には無駄なセリフあるかもなんだけど一個一個が意味ある感じ言葉の情報だけじゃなくて常に考えながらしみじみ見てしまう。
終わった後の謎の爽快感というかじんわり落ち着く感じも良い。
過去に見た映画と比べると、邦画つながりで言えば「名前を知らない鳥たち」の不快度がとても薄まって、良い味わいになった映画。
最近のドハマりつながりで言えば「グリーンブック」と比べると向こうは常に面白い心温まる嬉しくなる誰にでも勧められる上にしっかり深い良いところがある自分でも超好きな映画ってことで鳥の唐揚げみたいな感じで、こっちは邦画の良さとか日本人が好きな要素みたいなのを詰め込んで若干性に関する部分はあるから子供には勧められないけど大人には勧めたい揚げ茄子みたいな映画。
ちなみに名前を知らない鳥たちは高めの中華調理屋で出てくる香草効きまくったうまい炒めもん。
終わった後の謎の爽快感というかじんわり落ち着く感じも良い。
全体的になんだっけこの感じって思いながら見てたけど完全に村上春樹節だった。
村上春樹節もやりすぎなければ普通に最高なんですわ。
タイトル:ドライブマイカー
公開日:2021年
視聴方法:アマプラ
【映画】きっと、うまくいく(アマプラ)
各種映画サイトでよくランキングに上がっているインド映画。
アマプラの無料配信が10月末までとのことで、しばらくすればまた無料で見れるようになるんだろうけど時間もあるし今のうちに見ておいた。
感想としては、ちゃんと面白いし誰にでも勧められるインド映画。
インド映画にしてはダンスはあんまりなくて軽くミュージカル的な箇所があったけどそれもだいぶ短かった印象。
映画の時間は約3時間でかなり長いけど、密度がすごくて見てて全く暇にならない。青春超大作って感じ。
青春といっても恋愛ではなくて大学生の友情みたいな部分で、ほんとに普通に見てて面白いしすぐに3時間過ぎる。
パッケージに載ってないもう一人のチャトルってやつが、そこまで出番多くなかったものの悪い奴風でなんだかんだ良いキャラしてた。
タイトル:きっと、うまくいく
公開日:2009年
視聴方法:アマプラ